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マーチ文系の就活 -前・中・後-

学生生活・就職活動・社会人生活のことを中心に。派生させていろいろ書きます。

「IT=ブラック」と決めつけるのは早すぎる!!

就活中 IT業界

自己紹介のところを見ていただけると分かると思うんですが、私は来年からIT企業に進みます。

でもあまり知られていない企業ですから、言っても分かってくれる人は少ないです。

なので内定先を言う時は、「とあるIT企業です」と紹介します。

そうすると決まって、「ああ〜、それは大変だね・・・」という、同情とも蔑みともつかないような微妙な反応をされる方がとても多いんです。

 

確かにIT=ブラックだというマイナスイメージが世間的に広がりすぎているんですよね。

この画像は著作権フリーということもあり、IT業界の負の側面を説明する際に多用されていますが、実際のところどうなんでしょう。このイメージ通りのブラックな業界なんでしょうか。

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労働時間に見るIT業界

ブラック=労働環境がよろしくない=過労死・長時間労働という図式で、世間では理解されていると思います。

ですからそれに関するデータを見てみましょう。

企業を対象とした調査において、平均的な月における正規雇用従業員(フルタイム)1人 当たりの月間時間外労働時間を(中略)月 20 時間超と回答した企業の割合についてみると、「運輸業,郵便業」(54.7%)、「情 報通信業」(53.7%)、「建設業」(48.7%)の順に多くなっている。

 

1年間のうち1か月の時間外労働時間が最も長かった正規雇用従業員(フルタイム) の月間時間外労働時間の企業の割合について、80 時間超えと回答した企業の割合は、全体 で 22.7%、業種別にみると「情報通信業」(44.4%)、「学術研究,専門・技術サービス業」(40.5%)、「運輸業,郵便業」(38.4%)の順に多くなっている。

 (いずれも、厚生労働省「平成28年版過労死等防止対策白書」より)

う〜ん、確かにこのデータを見ると、IT業界はブラックであることは間違いないようです。そもそもこれを覆すことができれば話は早かったのですが、客観的なデータには抗えません。

ですから次善の策として、IT業界の企業を業態別に細分化します。

そして、世間で言われるIT=ブラックはどの業態のことを指しているのかということを説明します。

 

IT業界に含まれる業種

「IT業界」と言われると、ブラックなイメージの他に、googleapple、yahoo、サイバーエージェントという企業の名も思い浮かぶと思います。

でもそうした企業って実は日本のIT業界のすべてではないんですね。

ITと一口に言ってもいろいろあります。 

 

インターネット・web業界

yahooやサイバーエージェントはこの中に入っています。検索ポータルサイトSNSを運営したり、ネット広告を取り扱ったりするなど、ビジネスモデルは多種多様です。ネット上でのサービスを提供する企業群くらいに覚えてくれれば大丈夫です。

 

ソフトウェア業界

ざっくり言うと、皆さんが持っているパソコンやスマホの画面の中で動くもの・それが動く環境を作る業界です。

前者をアプリケーション・ソフトウェアといいます。皆さんが普段アプリアプリと言ってよく使っているものです。後者はOSと言います。マイクロソフトwindowsが有名ですね。

 

情報処理業界(SIer

様々な機器やソフトを組み合わせて、企業の要望に合わせた最適なシステムを設計するのが仕事です。システムインテグレーション(System Integration)をする企業ということで「SIer」と呼ばれています。

下の図は、自動車部品の生産管理の流れをシステムに落とし込むために分解したらどうなるかを示したものです。

これに加えて、どこに何の技術を使っていくかを考えるのがSIerの仕事ということになります。

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(アイサンコンピュータサービス ACSEED紹介ページより)

 

※このほかにスマホ本体やPC本体といった機器=ハードウェアを作る会社をIT業界に含める場合もありますが、それは製造業に入ると私個人は思うので省きました。

 

じゃあブラックなのはどのあたり?

世間で思われる通りのブラックな風景が広がるのは、最後に紹介した情報処理業界の一部です。

ITを使ってシステムを構築するということで、最終的にはプログラミングをしてシステムが動くようにするわけですが、設計が終わって、プログラミングを主に担当する会社がブラックであることが多いです。

 

IT業界は下図のようにピラミッド構造になっており、下に行けば行くほど立場が弱くなります。というのも、仕事を獲得してくるのは上流のSIerであり、お金も上から下へと流れていくからです。

プログラミングを請け負う会社は山ほどあるため、上流のSIerからすれば自分たちにとって都合の良い=安くやってくれる会社がいいに決まっています。

だから上からの指示に従って動く従順な会社になるのは仕方ないことなんですね。

おまけに、顧客の無理な要望のしわ寄せも来ますから、納期に間に合わせるための長時間労働も珍しいことではないのです。

 

ただ、裏返せばシステム設計を主に担当する元請けの会社ならば比較的ホワイトな企業も多いので、もし受けるならピラミッドの上の方の会社にしましょう。

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(「客先常駐プログラマ&SEからのキャリアアップ転職」より)

 

いかがでしたでしょうか。IT業界=ブラックは偏見なんです!
どんな業界でもブラック企業ホワイト企業が存在するようにITにも両者が存在するというだけの話です。

周りの言葉に流されずに就活をしましょう。