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マーチ文系の就活 -前・中・後-

学生生活・就職活動・社会人生活のことを中心に。派生させていろいろ書きます。

他己分析と就活病。

自己分析 就活中

自己分析という言葉と同時にあるいは、やや遅れて就活生の中で聞かれるのが、他己分析です。

本記事ではそのややマイナーな自己分析の手法の一種について説明します。

 

他己分析とは何か

自分で自分のことを知ろうとするのが自己分析ですから、他人から自分のことについて言ってもらうのが他己分析です。就活ナビサイトではそれに関連したサービスもあります。

 

他己分析がなぜ必要なのか

そもそも自己分析とは、自分の価値観を中心とした、自分のことを他人に伝えられるように言語化することです。ただ、自分では気づかないうちに従っているのが価値観であり、表に出してくるには時間と手間がかかります。これが自分なんだと自分では思っていても、まだ不十分かもしれません。

だからこそ、他人に見てもらった方が明らかになるあなたの一面もあります。

自分にとっての常識が周りの非常識であることはよくある話です。

育った環境も考え方も違う他人だからこそ気づくこともあると思いませんか?

 

誰のエピソードだったか忘れてしまいましたが、こんな話があります。

ある有名人は幼少期に両親が離婚し、父親に引き取られたそうなのですが、とても貧乏だったそうです。外食に行くこともままなりません。ただその家では、お祝いごとがあった時にはお父さんが奮発して牛肉を買ってきてみんなで食べるという習慣がありました。でも成長して社会に出てみると牛肉だと思っていたものは鶏肉だったという笑い話です。

 

このように、他人の目にさらされなければ分からないことは身の回りに意外とたくさん転がっていると思うんです。ただ、人間やっぱり、仲のいい人にキツイことは強く言えない生き物なので悪い部分は言わずにいいことばかり言ってしまうんですね。それが他己分析のデメリットではあるんですが友達や家族に自分のことを聞いてみるのも自己分析の助けになるかもしれないのです。

 

でもそれ以外にも他己分析をするメリットはあります。もともと自分の価値観は表に出しにくい性質のものですが、就活期に入るとさらにこれがやりにくくなるんですね。 

 

就活病に冒される可能性があるため

 「グローバルに活躍したくないですか?」

「成長したくないですか?」

 

就活生に対する企業の煽り文句でよく聞く類の言葉です。

これに反応してしまって、会社選びや採用試験で過剰にこれらを意識してしまうことを私は就活病と呼んでいます。

 

もともと海外志向があったり、ポジティブで向上心の高い人にとってはいいのですが、就活以前にグローバルとか成長とか口にもしなかったような堕落した生活を送ってきたような人がこれに冒されるとさあ大変!

何かにとりつかれたようにこれらを会社選びの軸にしたがります。

 

でもこれまでの自分を思い出してくれればわかるはずです。

仕事に、人生にそんなことは求めていないということが。

もちろん、社会人からは変わるぞ、と一念発起してやる気を出すことはいいことだと思います。ただ悲しいかな、ほとんどの人間ってそんなに簡単に変われません。

 

就活はそんなことを忘れさせるくらいの熱気があります。

全部がスーツ姿の大学生で埋まっている会場を見れば、嫌でも気持ちが引き締まります。どんなに怠惰な人間でも一ヶ月二ヶ月くらいは人が変わります。

 

だからその時に自己分析を一人でやってしまうと、色眼鏡をつけて自分を見てしまうんです。本当の自分を見誤るんです。

それに気づいた時には企業の選考が終わってた・・・となったら笑えません。

 

そんな人に対して、

「お前ってそんなにガツガツしてたっけ?もっとテキトーじゃなかったっけ?」

と言ってくれる人がいてくれたらその人はどんなに救われることでしょうか。

他己分析というにはあまりに軽い言葉かけかもしれませんが、客観的な目で見てくれる他人のありがたみはこういうところにあるんですね。

 

 

以上、他己分析の必要性を説いてきました。でも自己分析がしっかりできていれば正直やる必要はありませんし、私もやりませんでした。

ただ、就活の軸に「成長」「グローバル」その他意識高そうな言葉があったら要注意です。今までの自分と違うこと言ってないかと少しでも思ったら、冷静になってもう一度自己分析し直すことをオススメします。

もちろん、お友達がそういう状態になっていたら一度声かけしてみるのも忘れずに・・・笑